債務整理中のキャッシングとは何か?わかりやすく解説

債務整理の解説

債務整理はカードローンなどで多額の債務を背負い返済が困難となった場合に、借金の減額や免除を受けるための手続です。実際に債務整理を行うには任意整理と特定調停、民事再生、自己破産のいずれかを選択することになります。いずれの手続を選択した場合でも事故情報が信用情報機関に登録されるのでカードローンなどからキャッシングができなくなります。債務整理と過払い金返還請求を同時に行い、返還された過払い金で全額を返済できれば登録された信用情報は抹消されます。

一度信用情報が登録されても抹消されればキャッシングが可能です。一方信用情報が抹消されない場合は、基本的に5年から10年にわたってキャッシングができなくなります。債務整理には4つの方法があり、それぞれに異なる特徴が存在します。一般的にまず任意整理から入る事例が多く見られます。任意整理は債権者と債務者が協議を行い債務を減額する手続のことです。

あくまで当事者間の私的な協議ですが、信用情報機関には登録されます。また私的な協議なので交渉が成立しない場合もあります。特定調停も任意整理と同様に当事者間で協議を行う手続ですが、裁判所の仲介を受けて調停調書が作成されます。任意整理で交渉が成立した場合には和解契約書が作成されます。しかし和解契約書は私的な書面なので債務名義ではなく、強制執行を行う効力はありません。調停調書は債務名義なので債務者が債務不履行を起こした場合には強制執行を受けます。

民事整理とは?

民事再生は5000万円以下の住宅ローン以外の債務を減額するための手続です。自己破産のように住宅を手放さずに多額の債務を減額できます。自己破産は生活に必要な財産を除いて全財産を換価処分し、債権者に分配します。基本的に全財産を処分しますが借金が全て免除されるので重い負担から解放されます。基本的な債務整理の流れはまず任意整理を試した上で交渉が成立しなければ他の手続に移行します

任意整理などを行うと事故情報が信用情報機関には登録されるのでカードローンからのキャッシングができなくなります。しかし融資を受けることができる場合も存在します。生活福祉資金や母子福祉資金、年金担保融資のように公的な機関が生活困窮者を救済する目的で行っている貸付制度は債務整理を行っていても利用可能です。住宅ローンが残っていて持ち家のある高齢者の場合にはリバースモーゲージを利用できます。リバースモーゲージでは住宅を担保として年金のように毎月の生活費を受け取ることが可能です。

死亡時に住宅を売却して返済することになるので、生存中の返済は不要です。中小の消費者金融業者の場合には多少の事故情報が登録されていても融資を受けられる場合があります。また質屋は利息が高くなりますが、身分証明書と質草があれば即日で融資を受けることができます。生命保険に加入している場合には解約返戻金の7割から9割を限度とする融資を受けることができます。利息はおよそ3%から6%です。このように任意整理を行った場合でもキャッシングが可能となる様々な事例が存在します。